2021年3月23日

Vo.14 営業って何?

投稿者: littleyutaro

 僕は2020年3月31日まで、営業をしていた。

営業マンってだるくね?ノルマやばくね?って思うかもしれない。

僕も就職活動をしていた時は、営業は向いてはいるだろうけど、あまりやりたくないな…って思っていた。実際に、新卒で入社した会社では不動産の営業マンとして7年間勤めた。

 結論から言う、僕が営業をすることで身に付けた能力は数えられないくらい多い。

スケジュールの管理から、ビジネスマナー、酒の付き合い方など社会人として知っておいたほうがいいことは全て周りの人から教えてもらった。

営業をしていると、とにかく関わる人の数が多い。そして、業種もかなり幅広い。退職するときに、名刺の数を数えてみたが、1,000枚は軽く超えていた。すべて捨てたけど(笑)

色んな人と関われる、仕事という名の遊びができる←、良いことしかなかった。

サッカー部だった僕からすると、

お客さんとのやりとりはドリブルでDFに仕掛けるのと似ている。

どんな表情をしているのか、何を考えているのか、あ!この言葉に反応した!とか、相手の顔色を見ながら、自分の引き出しからアイデアを出す。これってサッカーしている人はわかってくれるよね?

めちゃくちゃ面白い。

提携先の税理士法人の先生がいつも僕に言ってくれていた。

「お前の会社は野球経験者が多いから、決まったワードをきっかけに皆が営業を仕掛けていることが多いけど、お前は出たり引っ込んだり、一人だけ楽しみながら駆け引きしていて今までにいないタイプだな」って。

もちろん騙すわけではない。自分の知識・能力、そして商品などすべての情報を駆使して如何に相手が納得するものが提示できるか。僕ら不動産活用をメインにした営業マンは「問題解決型」営業をしている人がほとんどだと思う。

お客さんにある悩み。それを商品やサービスで解決してあげるというシンプルな方法だ。

仕事とは、人の役に立つこと。サービスとは、人の悩みを解決できるもの。そう思っているからこそ、相手の情報を聞き出し、相手に合った・合わせた提案が大事だと思う。

また、ノルマは一人でこなすものではなく、チームで達成するものだと思う。チームとは、同じ会社の同じ課の人ではなく、自分が仕事をするのに関わる専門家や、ハウスメーカーの担当者など、自分にとっての取引先のことだ。これをやっていない人は、一人で仕事をしている感覚に陥り、数字がしんどくてリタイアする人をたくさん見てきた。

取引先も、自分も同じベクトルで仕事をしていることを知らない人が多い。共通認識の元、営業をすることでスムーズに対応できる。また、自分がダメだった人を射止めてきてくれることもある。

コミュニケーションっていうけれど、一緒に話してどんな人なのかを知るだけで仕事ってすごくやりやすい。

会社に戻ると怖い上司が数字のことを怒ってくるかもしれないけど、外ではそういった同じ目標を持った仲間を作って、情報共有するだけで仕事が前向きに取り組めると思う。

就活生の皆さんも営業を嫌がらずに一度ぜひやってもらいたい。