Vol.10 大学事務という仕事②
今回は、大学事務についてパート2として、大学の組織構造について書きたいと思う。
大学も1つの企業だと思っていただくと、非常にわかりやすいと思うので、社会人の方々は、企業構造をイメージしつつ読んでいただきたい。
①組織内部の仕事をするセクション
これは簡単にいうと、総務部とか企画管理部などのどこの企業にでもあるようなセクションである。総務課、人事課、管理課、企画課等いわゆる内勤セクションのサラリーマンが所属するような部署がある。大学や学校法人全体の管理や運営を任されているのがこういったセクションである。
②教育業務実働部隊
イメージしてもらいたい。大学や付属高校を傘下に置く学校法人は、授業や講義の運営が不可欠だ。特に、勘違いしている人が多いのではっきりと言っておくが、高校は教育機関で大学は研究機関である。大学は研究をするためにある機関であって、あくまで講義はおまけである。そのため、大学教員だけでは、年間の講義を安定して行うことは不可能なので、事務職員が教員のサポートをしながら1年間の講義を完了させる。ここに配属されている職員の人数は多い。
③研究業務部隊
ここのセクションはかなり謎に包まれているが、前述のように大学は研究機関であることから、不可欠のセクションとなっている。しかし、うちの大学はここで働いている職員は少なく、また、他のセクションとのやり取りも少ないため、どんな仕事をしているかは謎だ。
④外部と接点を持つセクション
僕はここで働くことを夢見ていたが、残念ながら叶わなかった。行政とタッグを組んでイベント企画をしたり、社会人向け講座の企画をしたり、とにかくコミュニケーションが多いセクション(だと勝手に思っている)。外に出る回数は多そうなので、いつかはここのセクションで仕事がしたいなと思っている。
以上、簡単ではあったが大学事務の仕事について書かせてもらった。