Vol.9 大学事務という仕事
今回は、今の仕事について少し書いていきたい。
僕は、2020年の春に7年勤めたJAあいち経済連を退職し、大学事務へ転職した。
ホントにタイミング悪く、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、平常時とは違う1年を過ごすことになった。
大学事務という職種の人はそこまで多くないし、知らない人も多いと思うので、簡単に紹介したい。まず、言わずもがな大学は国公立と私立が存在する。国公立大学の事務は公務員だと聞いた。僕は、私立大学の事務職員なのでそこら辺のサラリーマンと一緒である。私立大学なので、企業と同じく経営が立ち行かなくなったら、どこかの大学に吸収合併されることになるらしい(そうやって聞いた)。ちなみに、国公立大学の事務よりは私立大学の事務職員の方が給料は高い。
大学事務は、名前のとおり毎日パソコンと向き合いながら仕事をしている。ほとんどの職員が「事務」という名前のようにいわゆる作業を毎日延々と繰り返している。僕は4月までずっと不動産業界で営業をしてきていたので、その「営業力」や「コミュニケーション能力」を買われてこの職場へ来たと思っていた。もちろん、配属先も企業と接することが多かったり、行政や社会人と関わるセクションを希望していた。
しかし、残念ながらそういったことを買われたわけではなさそうで、監査と経理を行う部署へ配属された(今まで監査も経理も全くやったことがない)。パソコンを毎日ずっと触っていることが苦痛で、週末になると目から涙が止まらなくなるくらいつらかった。今までとは違い、パソコンを使いこなせるようになり、ITリテラシーが高くなったと自負している。(笑)
皆が知っている大学職員っていうと窓口のおばちゃんたちだと思うが、あの人たちは大学が雇っているパートや子会社の社員であって、正規の大学職員ではない。おばちゃんたちの後ろにいるスーツを着たおじさんたちが大学職員である。ほとんどの大学が子会社への業務委託を行っていると思うので、大学生が触れる大学職員は数少ないと思われる。
簡単に大学職員について説明した。次回は大学の構造について綴りたいと思う。