Vol.58 読書をするメリット5選
僕は小学生の頃から、読書が好きだった。ほぼ毎週小学校の図書館で本を借りては、読んでいた。幼少期に両親が本を読んでくれたこともきっかけになっているのだろうけど、とにかく絵本や小説の世界をイメージすることが楽しかった。
中学生までは、外国の本を読むことに熱中した。特に、ハリー・ポッターシリーズや、ダレン・シャン、エラゴンなど、ファンタジーや魔法系の本を読むことが大好きだった。
高校生になり、小説から自己啓発本や、スポーツ選手や監督が書いたノンフィクションを読むことが増えた。魔法の世界やドラゴンがいる世界ではなく、先人の得た知識や経験を本から得ようとしていたのではないかと思う。
そして、社会人になり、僕は毎日読書を習慣づけた。自己啓発本、ビジネス書など、とにかく毎週書店に足を運び、気になった書籍を手にとっては購入した。
そんな、読書が大好きな自分ですが、高校卒業するまでは、サッカー部に所属しており、大学生になってからは、クラブチームのコーチをはじめ、現在でも継続している。決して文系の読書家というわけではない。どちらかというと、色黒体育会系である。
では、なぜ読書をすることが好きなのか、メリットを感じているからである。
僕が、読書をすることで感じるメリット5選
- ①自分の時間を作ることができる
- ②先人の知識を吸収することができる
- ③他の人の人生を知ることができる
- ④失敗を事前に知ることができる
- ⑤会話に幅ができる
では、そのメリットについて書いていきたいと思う。
➀自分の時間を作ることができる
社会人であり、父親でもある自分は➀が1番難しく、また、1番大事なのかもしれない。
営業マン時代から、読書をするために時間を確保することに務めてきた。空き時間、休憩時間、帰ってから寝るまでに時間…とにかく無駄な時間がないように行動してきた。読書は、自分と本、作者の対話だと思っていて、とにかく対話に集中したい。子どもたちと遊んだり、家事をやったり、とにかくやらなきゃいけないことはたくさんあるけれど、読書の時間は自分一人の時間なので確保したい。そのために、
・早起きする
・なるべく早め早めに家事をする
・21時には子どもたちを寝かせる
・隙間時間を有効活用する
この4点を心がけている。
限りある時間の中で、如何に自分と家族の時間をきちんと取ることができるのか、一度考える機会をもっていただくといいと思います。
➁先人の知識を吸収することができる
これは、主にビジネスパーソンに該当してくる内容になるが、まさにタイトル通り、知識の吸収をすることができる。ビジネス本や自己啓発本は大体1冊に2,000円も出せば買えるものがほとんどであると思う。
しかし、著者は自分の経験を著書とするまでに多額の金額を自己投資している。何十万、下手したら何百万円と自己投資した結果を僕らは、2,000円かけずに購入し、読むことができるのだ。自分が取得したい・目指したい目標到達点に自分よりも早く到達した人の経験・知識を吸収し、事前に気を付けた方がいい失敗を示してくれる。
僕のこの少しだけの文書を読んで、本の有益性をご理解いただけた方は、是非書店でもオンラインでもいいので書籍を購入してほしい。買ってみたけど、微妙だったら、時間があるときに読めばいい。今、自分が読みたい本をすぐに読んでみてほしい。僕たちは、先人の知識と経験をインプットし、さらに別の人に対してアウトプットすることで、知識をスキルに変えることができる。
➂他の人の人生を知ることができる
僕は、小学校高学年の時は、伝記ばかり読んでいた。戦国時代の武将、世界的な偉人…とにかく興味がある人を読み漁っていた。人間は、何気なく生きていると自分が関われる人数なんて限りなく少ないのではないかと思う。自分から積極的にコミュニティに参加し、交友関係を広げることで、新しい世界で新しいことに出会える。もちろん、現代のSNSだって僕らにとって貴重なコミュニティであり、知見を広げる場だと考えている。
世の中を変えることを成し遂げた人は、今の僕に会うことはできないか、本の世界で会うことができる。その人の人生を知ることができる。どんな失敗をして、どんなことで悩み、どんなことで成功のきっかけをつかんだのか。それを知ることができる本は、読み手を様々な過去の偉人に会う機会をくれる。
➃失敗を事前に知ることができる
前述の➁~➂にも関わってくることだが、チャレンジした人の失敗を知ることができる。僕たちは、ホメオスタシスによって、現状・一定の環境であることを保とうとする。今のままでいいじゃないかと細胞レベルで訴えかけられる。そういった人間本来の機能によって、現状維持することを求められる中で、先人がチャレンジした時にどういった失敗をしたのか、その失敗から何を学んだのかを知ることができる。知ることで、事前に対策を取ることができる。
これは、僕らの先人が書籍として残してくれたからこその知識であり、前述にもあるように、2,000円程度の支出で購入できるというのは、価値に見合わない対価だと思っている。
⑤会話に幅ができる
ビジネスパーソンとして活躍するには、コミュニケーション能力が大事な要素となってくる。では、初めてお会いする方とどういったコミュニケーションを取ることが有効なのか。
私は、新入社員の頃に、「木戸に立ち掛けし衣食住」ということを学んだ。
キ…気候
ド…道楽(趣味、テレビ、映画、スポーツ)
ニ…ニュース
タ…旅
チ…知人
カ…家族
ケ…健康
シ…仕事
衣…ファッション
食…グルメ
住…住まい、暮らし、家
よくある雑談に使えるものを11字のキーワードとして並べただけのものだが、新入社員の方々へは非常に役に立つコミュニケーションツールになることだろう。
そして、本を読むことは、この11字のキーワード全ての知識を増やすことができる。
もちろん読む本にもよるが、introductionコミュニケーションのツールとして大いに活用していただきたい。
私は、小さい頃から好奇心が旺盛だったこともあり、日々の新聞やスマホニュースでいろんな情報を収集している。その中で、読書からしか得られないのは「仕事」ではないかと感じている。
ビジネスの場において、自信を持ってクライアントに提案する際、テレビやスマホからの情報だけではどうにもならないことがある。それが、「知識」だと思っている。
ビジネス書から得るもの、自己啓発本から得るものをどんどんアウトプットして習得する。アウトプットの質と量を増やすことで、クライアントに安心して納得した購入を促す。
これを達成するには、読書がなくてはならない存在だと私は考えている。
今回は、読書がもたらすメリットを5つ書き出してみました。
皆さんも読書をする時間がない、読書をしたいけど何を読んだらいいかわからないといった方はいらっしゃると思います。読書をする時間は、隙間時間で簡単に作ることができるし、何を読んだら良いか分からない方は、何でもいいから(漫画と雑誌以外)読んでみることから始めてみるといいのではないでしょうか。
本棚に書籍が溜まってきた頃には、その全ての本があなたの頭の中に知識としてインプットされています。
ビジネスパーソンの嗜みとして、読書を習慣づけましょう。